2024年08月28日
やさしい腸活【12】食物繊維11 大腸

小腸では
蠕動運動(前へ前へと腸の消化途中の内容物を送る動き)
分節運動(内容物を細かく切るように輪状の筋肉の動き)
振り子運動(内容物が腸の中を進んだり戻ったりする動き)が行われます。
これは消化を進めたり栄養の吸収効率を上げるためです。
大腸では
主に蠕動運動が行われます。
これは内容物の水分を吸収し、固形の便塊を作り、時を見てまとめて排便するためです。
3つの結腸の作りも便塊を作りやすくするためのものと考えます。
もし大腸の機能がなければ、人間も金魚のように食べてる間
いつもウンチし続けるようになるかも知れません。
話は変わりますが、子供の頃の夏、セミを捕まえようとしたとき、
飛び立つセミが大量におしっこをして飛んでいきました。
最初は「わざとかけて来た?」と思いましたが、よく考えれば、
数グラムでも体を軽くして飛翔しやすくするためだと納得しました。
似た例で、鳥が飛び立つ様子を見ていても、
直前に排便するものをよく見ます。
これも同様の理由だと思います。
一方、哺乳類は大腸内に大便を溜めます。
これは、安全な所を見つけて排便することで、
天敵や獲物に行動がバレないようにしている、
のではないかと考えます。
次回はホンダ薬局永遠のテーマ
「理想のウンチ」について考えたいと思います。