やさしい腸活【16】腸内細菌3ぬか漬けは素晴らしい親子の絆

豊田一番街ホンダ

2024年09月23日 15:01



2024/09/20


9月20日のブロクで書いた「酵母ジュース」はぬか漬けの魅力を知る大きなヒントになりました。
ブログの後半は、酵母ジュースで使った頂き物の自家製酵母は生の果物の表面に付着し繁殖した天然の酵母でしたが、それがぶどうジュースと共に発酵を繰り返しおいしい発酵ジュースを作りながら月日を経るうちに本多の家の酵母と入れ替わった、そういう話でした。

菌も酵母も繁殖する場所を選びます。菌を入れても、環境と適合しなければ短期間で駆逐(追い出される)されます。腸も同じ、腸の活動が健康でなければ、望ましい菌は増えません。

ぬか漬けは米ぬか(玄米精米時に取り除かれる表層部分)に水や塩や乾物を加えて混ぜ合わせ発酵させた「ぬか床」に野菜を漬けて作ります。ぬか床をかき混ぜるのはお母さんの素手です。これで、ぬか床を好む菌や酵母、それぞれの野菜を好む菌や酵母、お母さんの肌を好む菌や酵母この3つが合わさりぬか漬けになります。
それを毎日かき混ぜることで「この家オリジナルのぬか漬け」ができあがります。ベースはぬか床とお母さんの肌の菌です。
小さな頃からお母さんのぬか漬けを食べ続けることで、その家とお母さんに最適化した菌が腸内に移植され続けます。

本多はこれが「お袋の味」の大元だと考えています。

「個食の時代」
2024/09/14

家族でいつも同じ食事ができるのはせいぜい中学校に入るくらいまで。それでも、食卓にお母さんのぬか漬けがあれば、その一品は家族共通です。流石に、ぬか漬けの菌が生きたまま腸へ届くことはほとんど無いと考えますが、匂いと味だけでもちゃんと効いて胃腸は動き始める、これは漢方的思考です。また、死んだ菌でも腸壁を刺激し免疫に役立つとも言われます。なによりお母さんの味を忘れないことが大切です。

外食が増え、出来合いのものを家族でも別々にウーバーイーツする食生活の中で、食による絆はドンドン細くなっています。揚げ物や炒め物が得意なお母さんも居ると思いますが、それでは口を喜ばせることはできても腸には届きません。生モノは食物そのものの持つ影響力の方が大きいです。
ちょっと頑張ってぬか漬け作りしてみましょう。
それも、ちゃんと素手で毎日かき混ぜて。
ぬか漬けは最も信頼できる発酵食品です。




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