漢方の話【1】夏バテの漢方前編
いよいよ梅雨も開けやっと本格的な夏です。
ホンダ薬局では漢方の事を「漢字で行う科学」として店頭でお話しています。
その漢方、漢方薬をメインにした夏バテ対策を考えます。
1)梅雨時から真夏、秋の始めまで問題になる、自然環境からの「暑さ」「湿気」。
2)現代ならではの「エアコン(および温度差)」「冷たいもの食べ過ぎ」「換気不足の湿気」。
1)と2)、実は正反対ですね。ここが夏バテ対策の難しさです。しかも両方同時にやってきたりするから、なおややこしいですね。
1)へは、汗をかいた後、気持ちがスッキリするか、それともバテバテになるか、そこで対応がかわります。
汗をかいてスッキリする人は、おそらく、中に熱(暑さと湿気)がこもっている人。
こういう人は上手な発散を繰り返すべきですが、ダラダラと汗をかき続けるのは逆効果。
スカッと発汗、ピタッと止める、これが大切です。
漢方薬
これを使います。カッコウショウキサンと読みます。
正しい方法で服用すれば薄っすらと汗をかいて、その後スッキリになると思います。
汗をかいてバテバテになる人は、汗と共に体力(気と表します)も出てしまった人と考えます。
汗を抑えて気をたかめるため
漢方薬
これを使います。セイショエッキトウと読みます。
名前の通りの効き方をします。
やっぱり長くなってしまったので
2)は次回になります。
中国で約二千年前に基礎理論の完成していた漢方。
(漢方とは中国のやり方とか中国から来たものという意味だから、当然、中国でこの呼び方はしない)
元々国土の広い中国、暑さにも寒さにも湿度にも乾燥にも老若男女対応できる漢方の理論は東アジア全体に伝搬し、当然日本でも医学の中心になりました。
その後、領土拡大や人口流入等により、新しい病気も沢山生まれました。
確固とした基礎理論の出来上がっていた漢方は、その理論の発展や応用で新しい病気にも対応していきました。
それには、交易の拡大により新たな生薬(=植物動物から鉱石まで)が入手可能になったことも貢献しました。
その発展は共産中国になっても留まることはなく、今も新しい漢方薬?(中医学の薬)が生まれ続けています。
また、鎖国された日本の中で、日本人の体質や状況に合わせ「日本漢方」もとても優れた発展を遂げました。
ホンダ薬局は当初「中医学(中国式漢方)」を学び、今は日本漢方を習っています。
どちらの漢方にも、只々圧倒されるばかりです。
ホンダ薬局
「対話型薬局」
木彫りニンニクマンがお出迎え
電話0565(32)1946
AM9:30〜PM7:00
定休日日曜日
駐車場は車4台分あります
ホンダ薬局には漢方関係の本も沢山あります
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